遺書


夜道を歩く
僕等を照らすのは、頭上に君臨する月

さぁ、歩きなさい

傲慢に胸を張り、指図する歪(イビツ)な存在

いつか、ママに聞いた
「あそこには兎が住んでるの」
いつか、パパが言ってた
「かぐや姫のおうちだよ」

馬鹿みたいだ
自ら輝けもしないのに、
そこに浮かぶ月は
退廃を象徴している様で

照らすのは、いつもいつも、
隠れていたって、いつも
太陽、だけだったのに

兎もかぐや姫も
月の美しさに惹かれたの?

とっても愚かで、滑稽だね

僕は知ってる
あの月の正体を

僕等のユメに汚された
可哀想なだけのホシだって。

哀れな死の傍観者に、祈りを。


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